永遠に煌めけ

 

 

 2021年7月28日。きっとこの先の人生で忘れることはないだろうという大切な日になりました。今まで見たことのないくらい尊くて綺麗な涙を見て、それにつられた私も久しぶりに純粋な涙を流した日。

 

 今まで心も体力も(預金も)削りまくり、その分数え切れないくらいたくさんの幸せを与えてくれた大好きで大切なアイドルが、2021年11月12日にCDデビューすることになりました。

 

 たくさんのWSや新聞、ネット記事が出て、なにふぁむの祝福ツイートやブログ記事を読んでも、正直全然実感わいてない自分がいます。

 

 元々、私はデビュー組担でしたが、謙杜くんに出会ってしまってからはどっぷりJr.担としての生活が染み込んでしまっていたから、デビューに対しての恐怖がありました。

 

 そもそも、Jr.担の醍醐味ってなんだろうって考えた時に、私が真っ先に思いついたのが『頻度』と『距離』です。

 

 Jr.はデビュー組と比べて、現場の数が多いのが好きでした。自分より年下の男の子を自担として推すのが初めてだったので、著しい成長を確り見届けたいという想いが強く、その点では自担10代の尊い時間を春夏秋冬見れたのは、本当に幸せでしたし、私までもが再び青春を味わっている感覚でした。

 

 また、どう我慢しても茶の間オタクになれない圧倒的現場主義の私は、(ょゎょゎオタクなので複数公演行くといってもたかが知れてましたが、)1つのツアーや舞台でも複数公演入って、毎回違った目線で新たな発見ができるのがすごく楽しく感じています。

 

 デビューしたら、その幸せな空間に居れる時間が減ってしまう、下手したら自担に直接会えるのは年に一度のツアーのみになってしまうのが怖かったのです。

 

 もちろん、その分テレビなどの露出は増えるし、普段の生活の中での供給量は増えるかもしれない。それでも、自担を直接この目でこの耳で感じたい、コンサートや舞台の空気感に至福を感じてしまうが故に、デビューに対しては恐怖を抱いてしまっていたのです。

 

 会う『頻度』が減れば、その分自担との『距離』も生まれてしまう。自分は自担に会えないのに、テレビの露出は増えるから新規のファンは増えていく一方で、やっと会えたコンサートでその増加率を目の当たりにして、死にたくなる。メンヘラオタクには地獄の環境が待っているとさえ思ってしまう自分がいました。

 

 自担の喜びを素直に喜べないかもしれない。なにわのデビューが決まったら、きっとしんどい日が続くから、今のうちに保険として他のJr.を見つけておかなくちゃいけない。そう思ってしまうことが何よりも悲しくて、ファン失格だとさえ思うこともありました。

 

 でも、7月28日、デビュー発表をなにわ男子と同じ空間で聞いた私は、素直に、本当に素直で純粋な気持ちで「良かった」と思えたのです。

 

 そりゃあ「寂しい」という気持ちが全くないと言ったら嘘になります。でも、それよりも、泣きながら円陣を組み、支え合う7人を見たら、自然と、純粋で綺麗な涙を流す自分がいました。

 

 

 話はすこし脱線しますが、コロナ期間に入ってから、私はコンサートというコンサートに行っていませんでした。青木さん家の奥さんやロミジュリなど、舞台こそ見に行っていたものの、歌って踊る謙杜くんをこの目で見るのが京セラオーラスぶりでしたので、なんと561日ぶりでした。

 

 初めてコンサート行くみたいに緊張して迎えた横アリ初日、謙杜くんが歌って踊っている姿が本当にこの世に存在しているのか?ってくらいキラキラしていて、心から楽しそうで、雑誌やYouTubeで見るような笑顔(ももちろん素敵だけど)よりももっともっと、心から楽しんでいる顔で、シンプルに「やっぱり何があっても謙杜くんが大好きだな」と、心底思いました。

 

 冒頭ではあんなに現場主義でメンヘラでああだこうだ言っていましたが、コロナで会えなかった期間のおかげで、改めて、謙杜くんが楽しく歌って踊ってアイドルでいてくれること、元気にこの地球上で息をして存在してくれること(大袈裟)が、どれだけ幸せなことなのかを実感することができたのです。

 

 ジャニーズに限らず、今まで色々なフィールドでオタクをしてきた私が、こんなに一人の男の子を一途に想い続けているのも初めてだし、こんなにクソデカ感情を抱いてしんどくなったのも初めてで、謙杜くんと今まで過ごした日々は、本当に感情ジェットコースターでした。

 

 就活中、精神的に参っていた時に、突然出会ってしまった謙杜くん。最初はかわいい子だなあくらいの感情だったのに、生年月日2002年8月15日の字面を見て、思わず指で年齢を数えてしまったのを覚えています。あまりの年齢差に心が追いつかず、夜な夜な枕を濡らした日々(既にメンヘラ)を乗り越えて、謙杜くんを応援しようと決めた日。最初は天国にいるおばあちゃんくらいの気持ちで彼を見守っていたはずなのに、だんだん母になり、気づいたら謙杜くんのオンナになってしまって、今では立派な謙杜くんの年上彼女です(語弊)。

 なにわ男子お披露目公演の梅芸で見た謙杜くんめちゃくちゃおぼこかったし、今思えば微妙な距離感の7人が一列になってラキボポーズする光景は、この先も一生忘れたくない光景だな。あけおめ2019は今よりもょゎょゎオタクだったからチケット確保できなくて、レポ見てしんどくてめそめそ泣いたな。2019の春松竹、初めて見れたダイスマに胸いっぱいになってMemorialで永遠誓われてより一層謙杜くんしかになっちゃったな。みちながのドラマ決定は本当に嬉しかった。社会人になりたてで研修やらOJTやらで毎日死にたくなっていた私の毎週の生きる希望でした。スノトラとのたまアリ公演は、お兄ちゃんたちに混ざって堂々とwillを踊る謙杜くんがすごくすごくかっこよくて、でも目の前で橋橋担の若い子にファンサしてちょっとメンヘラっちゃったなとか。今でもトラウマになっているけど8.8は、謙杜くんがシャッフルユニットに参加していなくてすごく悔しかったし、でも初めて茶髪に染めた謙杜くんがすごく王子様で死んじゃったな。なにわ男子がファンの前で最後に松竹座に立った、少年たち。どちらかというと映像向きの演技かもしれないけど、取り乱す謙杜くんにすごく鳥肌が立ったのを覚えています。そしてなんと言っても謙杜くんプロデュースの衣装が本当に素敵で、デザイナーとしての可能性を知れた大切な公演にもなりました。観覧車コラボで飲んだクソマズジュースの味も一生忘れません。あれほど不味い飲み物にはこの先一生出会わないと思う。そして死んでも許さないハギビス。絶対お前とコロナは末裔まで呪うって決めたからな。初の単独ツアー、今まで感じたことのないような多幸感で溢れていて、それまでしんどくて仕方なかった仕事ももっと頑張ろうと思えた日だったな。京セラ3日間は、今でも塗り替えられることのないくらいいちばん幸せに溢れた3日間で、本当に本当に関西ジュニアが大好きだと思えた。

 これからもっともっと楽しくなるぞ!って時にコロナがあっという間に拡大して、数々のコンサートや舞台が中止になった日々。会えない中で、年下彼氏とかいう地獄のドラマ(謙杜くんの演技はほんっとうに良かったし、俳優・長尾謙杜としての可能性を世に知らしめた作品であったことは認める)のせいで、2020年4−6月はずーっと死んでたのも今となってはいい思い出かもしれないね。関西ジャニーズが勢揃いしたなにわの日も、ドリアイも、なんだかんだ最高の夏だったし、時期がすこしずれてしまったといえど、メンズ校はジャニーズの内輪わちゃわちゃお遊戯ドラマではなくて、素敵な脚本とみんなの演技力のおかげで、ドラマ好きの母も毎週楽しみにするほど、最高のドラマだったよ。両国の振替配信公演、なにわ男子の世界への挑戦とこの先も7人で活動していくという覚悟を感じた公演。みちながのConneXionは良すぎてめちゃくちゃトラウマになってるけど。3グループ集まっての久しぶりの公演も無観客配信になってしまったけど、京セラから1年、各グループがそれぞれの活動の中で培った経験をぶつけ合ってできたNO LIMITは本当に良かったな(ユニバとのコラボちゃうんかい!ってツッコミは永遠にし続けるけど)。青木さん家の奥さんは、久しぶりに謙杜くんを生で見ることができて、「やっぱり好き!」が爆発してしまった公演。運よく、高校卒業前の謙杜くんと、卒業式直後の謙杜くんに会えて、どう考えても泣く舞台じゃないのに、ちょっと泣いちゃったりしたな。大好きなメンヘラ道枝担と、二人の卒業式の日に会って、天満で泣きながらお酒飲んだのもクレイジーだけどいい思い出。そして、忘れもしない勝たんコン横アリ公演ーー。

 

 私は謙杜くんが入所した頃から応援していたわけでもないですし、なにわ結成前に出会っていたといえど、初めて直接会えたのはなにわ男子としての謙杜くんですから、全ての歴史を謙杜くんと歩んでこれたわけではないのがすこし悲しいけど、過去のことをヤイヤイ言うても仕方がないので、この際ですし、全部赤裸々に書き残しました。

 

 

 私がデビューに対して抱いていた恐怖や不安は、大好きな謙杜くんが払拭してくれました。

 

デビューしたからといって、皆さんとの距離が遠くなるわけではありません。

僕は空が大好きです。いつも空をみると皆さんと繋がっている気がします。皆さんの心の中が僕達の大事なホームです。

僕たちと一緒に、これからも最高の旅をしましょう。

 

 いつも「空〜‼️」と空の写真を載せる謙杜くんを、サブイボ少年と思っていたこともありましたが、今までどんな気持ちで謙杜くんが見た空の写真を私たちに届けていてくれたのか繋がった瞬間、私は絶対に謙杜くんから遠ざかることはできないし、謙杜くんも絶対私から離れていくことはないと、なんだか根拠のない自信が湧いてきたのです。

 

 なにわ男子、謙杜くんからは今までも十分素敵な景色を見させてもらってきました。CD出してないだけで、それ以外のことはほとんど成し遂げたのではないかってくらい、Jr.担とは思えないほどたくさんの経験をさせてもらえた私たちなにふぁむ。

 

 デビューをきっかけにゆるいオタクになって、別のJr.を探そうと思ったこともあったけど、でも、もっともっともっと、なにわ男子と、謙杜くんと一緒に見たい景色があるって気づいてしまったのです。

 

 MVのメイキングで興奮しまくっている7人を見て嬉しくなりたいし、アルバムのユニット曲予想もオタクの友達と毎年やりたいし、そのうちメンバー作詞作曲の曲も出たりして(既にみっちーはTime Viewという最高の歌詞を作ってくれているけど)、謙杜くんも何か楽器に挑戦してみたりするのかな、タンバリンとかトライアングルでも十分かわいいけど、だったらマラカスでウェーーーイってして欲しいなとか、でもあのきれいな指でピアノ弾かれたら死んじゃうなとか色々考えるだけで楽しいし、関ジュとして立った京セラに、なにわ男子単独で立つ姿も見たいし、歌番組で先輩ジャニーズとシャッフルユニットに入り込むなにわ男子、超良くない?それから何より、2025年、今よりもずいぶん大人になった7人が太陽の塔の下で僕空を歌う姿、絶対に見たい。たくさんのドラマや映画に出て、謙杜くんの演技が認められて欲しいし、たくさんのバラエティでも芸能人の先輩方に可愛がられてほしい。10年後、20年後、SMAPとか嵐みたいに、誰もが知ってるアイドルになって、私もヨボヨボのクソババアになってるかもしれないけど、果てなく続く道の中で見える色々な素敵な景色を同じ時間の中で見ていきたいーー。

 

 デビューとは、当たり前だけど、寂しいものでも怖いものでもなくて、 夢と希望がより膨らむもの、そして、大吾くん・りゅちぇ・みっちー・恭平・謙杜くん・丈くん・大橋くんが『なにわ男子』として、誰一人として欠けることなく、ずっと一緒に、今度こそ本当の『仲間』として活動できるという、幸せなものなのだと、今更ながら感じることができた。その喜びにようやく気づけたからこそ、心底「良かった」と思えたのです。

 

 なにわ男子、ありがとう。素敵な思い出と素敵な光景を今までたくさん与えてくれてありがとう。なにわ男子のおかげで大好きなお友達ができたよ、ありがとう。なにわ男子のおかげで毎日辛い仕事も頑張れるし、なにわ男子の歌のおかげで大嫌いな自分をすこし好きになれたこともたくさんあった。無償の愛ってこういうことなんだろうなって初めて感じたのもなにわ男子に対してだったし、私の人生の中ですごく大切な存在になってくれて、本当にありがとう。

 

 本当にありがとう。ありがとう。

 

 これから先も、ずっとずっとずっと、7人で手を取り合って支え合って、揺るがない7人でいてください。ファンへの感謝よりも先に、メンバーへの想いを歌っちゃう子たちだから、そこら辺は心配してないけど。なにわラッキーボーイの君たちが、ダイヤモンドのような尊い笑顔で、いつまでも終わることのないアオハルの中、足跡のない未来を切り拓き、たくさんの顔を見せ、消えやしない7色の光を放ち、永遠になにわの夢を抱きながら日本を背負い、みんなが羨むような弾けるような恋をして、交差する運命の中で夢中な君と、果てなく続く道を同じ時間の中で過ごし、一人では掴めない奇跡を掴めますようにーー。

 

 

 

 なにわ男子、CDデビューおめでとう。